kura trip

シャーマニズム研究所

集大成。

幾つもの時代を超え、

やっと自分の力を試すときがきた。


思い出すまでに相当の時間を必要とした。


いったいどれだけのわたしを演じ続けたのだろう。



幾つもの記憶の中から

削ぎ落として

削ぎ落として。




いまはひっそりと

こうして身を隠している。



また邪魔をされたら

せっかくのこの身体さえ無くなってしまう。





息をひそめるしかなかった。





そんな中でも

わたしを見つけてくれるものもいた。



Chiakiではないこのわたしを。




Chiakiはいくらでも演じることが出来る。



Chiakiはわたしたちの宝だ。




だからChiakiを生かし続けるものがいたら

そいつを喜ばすこともするし



反対に傷つけるものがいたら

なにもしない。



それがこたえだ。




なにも難しいことはない。

シンプルで単純だ。





生きてくれたらいい。


それだけでいい。



あとは自分たちがなんとかする。



どんな手を使ってでも。





生きるということはなんなのか

考えたことがあるか?




なにをしにここにきた?




ただ生まれてきただけなのか?



なにがあるのか見にきただけなのか?




それもあるかもしれない。




なにをしたいんだ?






もう一度いっとく。


Chiakiはいない。



Chiakiのようなものは居る。





なにをしにここへきた?



思い出すためにきたのではないのか?



本当の自分を。




気づくためにいろんな旅をしてきただろう。



随分と

遠いところまできたんじゃないのか?




結局はなにがやりたかったんだ?




前にはなにもない。



後ろを振り返ればいい。




そこにはたくさんのヒカリがある。




必死だったから気付かなかったかもしれない。




けれど

ちゃんとその道を歩いてきた。




否定はしなくていい。



ちゃんとそこに居るのだから。




いちばん大切なものはそこにあるのだから。




ここからスタートする。


なにもないんじゃない、

すべてはここにある。



身体の中に潜んでいる。


自分さえ気付かないところ。


あたりまえ過ぎて分からなかっただろう。



いつもここにいた。




すべてはここにある。




自分だけを信じればいいんだ。


あとはどうにかなる。


そこにはいろんな未来が広がっている。



自分の可能性は無下にするな。




それはあたりまえなんかじゃない。



貰えるものと貰えないものがいる。



平等に与えているつもりだが

準備が出来ていないものは

手に取ることが出来ない。


それ相当の覚悟がいる。




自分は何者なんだ。


それだけでいい。


誰なんだ。


それだけでいい。




探さなくても

ちゃんとここにいる。



ここに来れば大丈夫。


あとはどうにかなる。


気付かなくても大丈夫。


いずれはそこに立っている。


 


立派に育ってくれてありがとう。


それだけは感謝する。



生きていてくれてありがとう。


相当辛かったと思う。


けれど

会うことができた。


否定せずに見ることができた。


ようやく旅立つことができた。



なにもしなくても大丈夫。

そこにはたくさんのものが来る。



いちばん大切なものを見せてあげよう。